ここでしか観れない世界の100作品

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80年代のミニシアターブームの時と比べると数はかなり減ってしまったものの、それでも東京ではまだまだ数多くの映画館が存在していて実に様々な映画を観ることができます。これは世界的にはとても珍しいことで、これだけ色々な国の映画が色々な映画館で観られるのは実は東京くらいのものなのです。ルーマニアやモンゴルの映画が観られるなんていう街は本当に東京くらいしかないんです。


そんな東京で年に一回世界中の映画の最前線を集めるのが東京国際映画祭です。会場移転と部門改編を経て、今年から東京国際映画祭は大きく生まれ変わります。今年の上映本数は約100本強。世界初上映の作品も多くあり、これを逃してしまうともしかするともう日本の映画館では観られなくなってしまうかもしれない作品もあったり、それこそアフガニスタンやコソボの映画なんていうのもあります。


映画の出合いも人との出会いと同じで要は運命のようなもの。類まれなるこの東京という街でまた様々な映画と人の運命的なシーンが繰り広げられるのかと思うと、それだけでもワクワクするし、むしろそんな出会いを映画にしてしまいたいくらいです。


東京国際映画祭
プロモーショングループ グループマネージャー
菊地 裕介