プレミア音楽朗読劇 VOICARION VII「女王がいた客室」

INTRODUCTION
この度、「女王がいた客室」が再演されることとなり、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。本作品は、クリエプレミア音楽朗読劇VOICARIONを立ち上げる際、「Mr.Prisoner」と二作連続上演された記念すべき作品です。実は、「Mr.Prisoner」の方は最初から構想が決まっておりましたが、さて、もう一作目はどうしようしたものかと悩んでおりました。「Mr.Prisoner」がロンドンを舞台にした物語なので、もう一作は、パリを舞台にしようという思いに至り、アイデアを求めて冬のパリに降り立ちました。滞在先は老舗のル・ ムーリスというホテルでした。

ここは、数多くの歴史上の人物が訪れたホテルで、空間に歴史が漂っていました。激動の時代に、亡命を余儀なくされた貴族達もこのホテルを利用しました。そういえば、ロシア革命の時も随分と多くの貴族が、パリに逃げ込んできたと聞いたことがある。そうだ、亡命してきた貴族だけで作ったホテルの物語を書こう。実は、チェックインのサインをしている時には、すでにそんなことを考えていたのです。そして滞在中に一気に書き上げたのが、この「女王がいた客室」です。ホテル・バッサーノの名前は、かつて我が家がジョルジュサンクの近くにあり、その住所が26,rue de Bassanoだったことから、Bassanoの名前を拝借しましたが、ホテルの場所はル・ ムーリス近辺という設定にしました。バッサーノ通りの名前を冠しながら、かなり遠いチュイルリー公園が本作に登場するのは、そういうわけです。

このエピソードは、ル・ ムーリス側にも伝わっており、大変喜んで頂いていると伺っております。海を越えて、作品で交流できたこと、大変光栄です。

さて、本作は「夢が叶う」という不思議なホテルの物語。

ご覧になられる皆様の夢も叶うことを祈りつつ、劇場でお待ち申し上げております。

原作・脚本・演出
藤沢文翁

STORY
本当だよ・・・
このホテルの従業員は皆、ロマノフ王朝の生き残りなんだ
嘘じゃないよ!
パリへ亡命してきた貴族達なんだ・・・
ポーターは伯爵家執事
フロントクラークは男爵
包丁を磨いているシェフは近衛連隊長なのさ
嘘だと思うなら、コンシェルジュにぶつかってみなよ
きっと馬鹿に礼儀正しくお辞儀をするはずさ・・・・

20世紀初頭のパリを舞台に、
ロマノフ王朝最後の生き残りとなった貴族たちが織り成すヒューマンドラマ。
それは、アナタがきっと宿泊したくなるホテル。

公演スケジュール

2020年2月27日 (木) ~2020年3月6日 (金)

出演者

アレクサンドル・パーレン(アレックス): 梶裕貴(2/27)、山口勝平(2/28)、鈴村健一(2/29)、諏訪部順一(3/1)、朴璐美(3/3)、津田健次郎(3/4)、松岡禎丞(3/5)、浪川大輔(3/6) / マイカ・デミドフ: 安元洋貴(2/27)、小野大輔(2/28)、福山潤(2/29)、中村悠一(3/1)、緒方恵美(3/3)、細谷佳正(3/4)、保志総一朗(3/5)、内田雄馬(3/6) / エレオノーラ: 三石琴乃(2/27・2/29・3/3)、神田沙也加(2/28・3/1・3/4)、沢城みゆき(3/5・3/6) / マダム: 竹下景子(全公演出演)

スタッフ

原作・脚本・演出: 藤沢文翁 / 作曲・音楽監督: 小杉紗代

チケット料金

全席指定:10,500円(税込)

チケット等取扱

e+(イープラス)
ローソンチケット

日本でのチケット購入について

会場
日比谷シアタークリエ
公式ウェブサイト
https://www.tohostage.com/voicarion/2020voicarion/queen/
備考

※日時によって出演者が異なります。ご購入の際はご注意ください。
※主催者の同意なく有償で譲渡することは禁止します。
 こちらの公演は購入者の氏名及び連絡先を確認した上で販売されます。

※出演者並びにスケジュール変更の際は何卒ご了承くださいませ。出演者変更の場合でも他日への変更・払い戻しはいたしかねます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※安全管理上、スタンド花のお届けは、ご辞退申し上げます。

住所
〒1000006 東京都千代田区有楽町1-2-1
お問い合わせ
0335912400

http://www.toho.co.jp/stage/theatre_crea/

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