八月新派公演
京都 都大路謎の花くらべ

■みどころ
ミステリー界に燦然と輝く山村美紗の傑作小説
「京都西大路通り殺人事件」が新橋演舞場に初登場!!
謎の死、密室トリック、
圧巻の結末―――この夏、最高のミステリー!!

ミステリー界の女王、そしてトリックの女王、また日本のアガサ・クリスティと呼ばれた山村美紗(1934~1996)の小説は、数多く映像化され、今なお多くの人々を魅了し続けています。
松竹では、山村美紗原作「京都西大路通り殺人事件」を、平成18年9月に”山村美紗没後十年追悼”『京都 都大路 謎の花くらべ』として南座にて上演いたしました。その後、平成22年10月に第2弾『京都 花灯路恋の耀き』を発表。さらに、平成27年10月には第1弾をリニューアルした『京都 都大路迷宮の恋めぐり』を南座で上演。この度、新橋演舞場に初登場いたします。
脚本・演出を手がけるのは齋藤雅文。近年では江戸川乱歩の「黒蜥蜴」や横溝正史の「犬神家の一族」を劇化し、その舞台成果で高い評価を得ています。今回は、”新派版”として、人の心の機微を繊細かつ大胆に描く劇団新派が、装いも新たに上演いたします。
出演は、波乃久里子、喜多村緑郎、河合雪之丞の劇団新派に、テレビ、映画、舞台と多方面で活躍する中村梅雀、山村美紗のご息女でこのシリーズには全て出演している山村紅葉、加えて新派公演初登場となる長谷川純と豪華出演者が揃いました。
山村美紗が作者ゆかりの京都を舞台にした作品。原作の人間関係やトリックはそのままに、大劇場ならではのダイナミズムで完成度の高い作品をお届けいたします。この夏、最高のミステリー。どうぞご期待ください。

《あらすじ》
京都・祇園のクラブ「牡丹」に飛び込んだ1本の電話。それはホステスの桃子が自宅で死んだという突然の知らせ。しかも部屋には鍵がかかったままだという。桃子は、ホステスでありながらも、女流人形師の歌乃(河合雪之丞)や日本画家の沢木(喜多村緑郎)という二人の天才芸術家が取り合うほど、モデルとしての魅力に溢れた女だった。

桃子を偲ぶ会に、「牡丹」のママ・美保子(波乃久里子)をはじめ、祇園はち熊の芸妓・小春(山村紅葉)やベンチャー会社社長の山田二郎(長谷川純)ら、桃子と親交のあった常連客たちが集まる。皆は警察が、桃子の死を服毒自殺と判断したことに疑いを持つ。果たして本当に自殺なのか。密室殺人の可能性は……。美保子や小春はあらゆる可能性を排除せず、独自に真相を探り始め、京都府警の狩矢警部(中村梅雀)もまた、自身の経験と勘から“他殺”の可能性を追求し始める。
一方、沢木に想いを寄せる歌乃は、彼が20年前に関わった贋作事件に再び巻き込まれていることを知り、救い出すことを密かに心に誓う。

花街での節分の習わし、”お化け”が「牡丹」でも仮想パーティーとして定着している。すっかりパーティームードの中、第二の殺人が起こる。その犯人として警察の捜査線上に浮かんだのは沢木であった。
「牡丹」で起きた密室殺人。常連客の中に犯人がいるという事実。皆が疑心暗鬼になる中、事件に疲れ果てた美保子は常連客を集めて店を閉めることを宣言する。しかし、こともあろうことに第三の殺人が起こる……。

謎はますます深まるばかり。はたして犯人は。そして歌乃、沢木を取り巻く恋の行方は―――。

公演スケジュール

2019年8月3日 (土) ~2019年8月17日 (土)

出演者

美保子(クラブママ): 波乃久里子 / 歌乃(女流人形師): 河合雪之丞 / 沢木(日本画家): 喜多村緑郎 / 山田二郎: 長谷川純 / 小春(祇園芸妓): 山村紅葉 / 狩矢警部: 中村梅雀

スタッフ

原作「京都西大路通り殺人事件」: 山村美紗 / 脚色・演出: 齋藤雅文

チケット料金

1等席:12,000円
2等席:8,500円
3階A席:4,500円
3階B席:3,000円
桟敷席 :13,000円
(全席指定・税込)

チケット等取扱

Confetti
e+(イープラス)
ローソンチケット

日本でのチケット購入について

会場
新橋演舞場
公式ウェブサイト
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/enbujo1908/
備考
住所
〒104-0061 東京都中央区銀座6−18−2
お問い合わせ
03-3541-2600

http://www.shochiku.co.jp

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